お知らせ

NEWS

2025/10/30

お知らせ

令和7年度九州教員研修支援ネットワーク第1回協議会を開催しました

10月30日(木)に、「令和7年度九州教員研修支援ネットワーク第1回協議会」をハイブリッド形式により開催しました。
今回の協議会では、ネットワーク参画機関中10の教育委員会と9の大学から約50名が参加し、「教育委員会と大学の連携による教員研修の取組みについて」というテーマのもと、講演やワークショップを行いました。

まず、講演「福井県教育委員会と福井大学の協働連携の歩みとそこで大事にしてきた教員養成・教師教育のコンセプト」では、国立大学法人福井大学 大学院連合教職開発研究科 教授・研究科長 木村 優 氏より、福井大学と福井県教育委員会との戦前から続く共同連携の歩みが紹介され、技術的専門職から省察的専門職への転換を目指す実践事例などについて講演がありました。

次に、講演「福井県教育委員会の取組 ~教員の力量形成を図る育成指標、研修体系および設計、大学との協働・連携~」では、福井県教育総合研究所 教職研修センター長 富田 雅人 氏より、福井県の教育方針と育成指標や福井県の特徴的な研修手法であるクロスセッション、実践記録と省察の関係性が紹介され、大学と教育委員会が対等な立場で対話しコンセプトを共有することの重要性が示されました。

その後、行われたワークショップでは、木村氏、富田氏、生田教員研修支援センター長、中原教員研修支援センター准教授によるディスカッションが実施されました。対面会場及びオンライン参加者から、たくさんの質問や意見が寄せられ、ハイブリッド形式ならではの双方向の交流がなされました。

参加者からは、「中心となるコンセプトの重要性、省察的実践者を育てる3つのコーチングモデル等、今後の研修運営のヒントを多く得ることができた。(講演)」「福井大学と共有している理念をより具体化するための取組を、細かいところまで示してくださったことで、当センターの新しい研修づくりを考えるためのヒントになった。(講演)」「質問に具体的にお答えいただき、自分事として考えることができました。(ワークショップ)」「意見交換を通して、参加されている方や登壇されている方々の考えへの理解を深めることができた(ワークショップ)」などの感想が寄せられました。

ネットワークでは、今後も、協議会の開催などを通じて、教員研修に係る情報や課題等を共有しながら、教員研修の効果的・効率的な実施に資するための取組に努めていきたいと考えています。
 



協議会の様子(ワークショップ)


 

 

                

 

                          

                 
      
                

一覧へ戻る