お知らせ
NEWS
2019/03/20
九州教員研修支援ネットワークが発足しました
九州・沖縄の教員養成機能のある大学と教育委員会とが連携して、平成31年3月20日(水)、小学校・中学校・高等学校などの教員研修について情報提供や共有を行い、教員研修の効果的・効率的な実施に向けて研修プログラムなどを開発する「九州教員研修支援ネットワーク」(以下,ネットワークという)を立ち上げました。
ネットワークは、平成28年度に九州地区の教育委員会、福岡県内の国立大学及び私立大学が教員育成指標のモデルを共同で開発した「九州地区教員育成指標研究協議会」や平成29~30年度に中堅教諭等資質向上研修のモデル化に向けて共同研究を行った「九州地区教員養成・研修研究協議会」の実績を踏まえ、その設置が構想されました。文部科学省の機能強化経費等を受け、これまでの取り組みを継続、発展させ、恒常的に取り組む体制を整備することとなりました。ネットワークには、19の国公私立大学と九州・沖縄の各県、政令市等12の教育委員会が参加(H31/3/20現在)しています。
平成31年3月20日(水)、ネットワークの初会合となる協議会が開催され、福岡教育大学櫻井孝俊学長から「各大学の得意、専門とする教育資源や各県等の優れた取組について地域を越えて紹介・提供・共有することで、九州全体の教育力の向上を目指したい」と挨拶がありました。また、参画機関を代表して福岡県教育委員会の城戸秀明教育長から「現職教員の研修を支える仕組みづくりとなるネットワークでの協議を通じて、教員研修の質向上に大きな示唆が得られ、その成果が教員の学び続ける環境づくりにつながることを切に祈念します」とネットワークに対する今後の期待が示されました。
その後の協議では、教員研修動画コンテンツの共同開発、大学教員の研修講師データバンクの整備に期待する意見が多く出されました。
最後に、独立行政法人教職員支援機構次世代教育推進センター長の大杉昭英氏による記念講演(演題:「育成指標の特長と活用上の課題」)が行われました。
ネットワークでは、協議会でのニーズを踏まえながら研修プログラムのモデル開発や大学教員の教員研修履歴や研修キーワードを掲載した研修講師データバンク整備に向けた作業を行う予定です。